『ザ・プレデター』出演キャストの分析をしてみた。
たまたまIMDbというページの“The Predator”を見ていたら、CastのところにSee full castというボタンがあり、押すと出演キャスト全ての名前と役名が出ていました。

一見すると普通の情報でしかないのですが、よくよくみるといろいろなことが分かります。
そこで今回はこのキャスト一覧をつかって、予告編分析に役立つ情報を抽出してみたいと思います。
今回は特に面白そうな部分だけを指摘してみます。

F22のパイロットが3人!
上記のキャスト一覧によると、アメリカ空軍のF22通称ラプターのパイロットが3人いることが分かります。
Harrison MacDonald、Rhys Williams、Malcolm Mastersの3名です。
F22はレーダーや赤外線探知装置などからの隠密性が極めて高いステルス戦闘機で、単座機(操縦者は1人)なので、パイロットが3人いるということは、映画に3機のF22が登場するということになります。
予告編第4弾に宇宙船と交錯する2機の戦闘機らしきものが映っていたのですが、あの2機がF22だろうと思われます。
実際は3機飛んでいたのかもしれませんし、別のシーンで残りの1台が登場するのかもしれません。
あのシーンを簡単に分析してみます。
飛んでいる宇宙船のすぐそばを、凄いスピードで2機の戦闘機が通り過ぎていきます(0:24から)
時刻は夜のようで、曇り空のようですね。
従って、予告編第1弾でローリーが呼び寄せた(ように見える)大型宇宙船ではないことが分かります(あの宇宙船は晴れの日の夕方に不時着しています)。
また、クイン達が発進中の宇宙船にしがみついているシーンがありますが、明るい時間帯のようなので、そのシーンとも関係ないようです。
戦闘機との大きさの比較から中型の宇宙船ではないかと推測します。
この宇宙船がどのタイミングで地球にやってきたのかは分かりませんが、メキシコに墜落した宇宙船ではないかとの推測も可能です。
クインがメキシコで宇宙船の墜落現場に近づいていくシーンでは、かなり広範囲にわたって、宇宙船の破片や残骸が散らばっていました。
しかし、木々が倒れたり、植物が押し倒されたりしたようには見えなかったので、墜落した衝撃で地表で爆発したと考えるよりも、空中で爆発して破片が散らばったと考える方が合理的なのかなと考えます。
そうすると、やはりF22に撃墜されたと考えることに、それなりの合理性があるのかもしれません。
あの戦闘にF22が3機いたのか、2機だったのかは映像上からは判断できません。
やたらと多い傭兵たち…
表記上、Mercと記載されていたり、Mercenaryと記載されていたりしますが、同じ傭兵です。
全部で7人います。
Patrick Sabongui、Byron Brisco、Mathew Yanagiya、Fraser Corbett、Sean Kohnke、Devielle Johnson、J.C. Williamsの7名です。
これとは別にSoldier:兵士という人も2人います。
Sarah Ziolkowski、G.S. Wade IIの2名です。
傭兵は正規の軍人ではなく、兵士というのが陸軍の正規の軍人のことでしょうか。
現時点ではこの傭兵達が作品内でどのような役割を果たしているのか不明です。
正規の軍人が少なすぎるような気がしますので、次は正規の軍人を挙げてみます。
正規の軍人達
傭兵達の数に比べて正規の軍人の数が圧倒的に少なく感じます。
宇宙人関係だけあって、正規軍は対応できない事情でもあるのでしょうか?
Edward James Olmos:将軍:編集段階で映像がカットされたことが明らかになっています。
Inka Malovic:将軍の補佐:同じくカットされている可能性がありますね。
Lochlyn Munro:マークス中将
Andrew Jenkins:中将
Dean Redman:ゴメス軍曹
暗号作成者、暗号使用者って何?
Cryptographerと呼ばれる暗号作成者、暗号使用者が2人います。
(暗号解読者はCode breaker、cryptanalystです)
Anousha Alamian、Halit Alptekinの2名です。
何のために、どの組織の暗号を作成、使用しているのか不明ですが、シェーン・ブラック監督がスパイ的な要素を含めると言っていたことに関係しそうですね。
次のトピックもスパイに関係ありそうです。
使者・密使・密偵って何だ?
Emissary(使者・密使・密偵)の役回りが2人います。
Kyle Strauts、Brian A. Princeの2名です。
どの組織とどの組織との間の使者・密使・密偵なのか分かりませんが、かなり陰謀の匂いがしますね。
今のところ組織として出てきているのは、プレデター研究所と陸軍、ルーニーズくらいのものです。
ルーニーズから裏切り者が出るとは考えにくいので検討の対象から外すと、プレデター研究所と陸軍の間で誰かが情報をリークしているのでしょうか?
そもそもプレデター研究所が政府機関なのかどうかもよく分からないのですが、プレデター関連の研究については陸軍よりもプレデター研究所の方がずっと進んでいるはずです。
とするならば、陸軍がスパイをプレデター研究所に送り込むのが筋で、その逆では意味がないでしょう。
つまりプレデター研究所の誰かが、内部情報を陸軍にリークしているということでしょうか?
プレデター研究所が陸軍から独立してプレデターの武器研究などを行っていて、陸軍がその研究成果を欲していたとすれば、スパイを送り込む理由は成立します。
ただプレデター研究所が陸軍から独立しているのかどうか定かではありませんのでなんとも言えません…
まとめ
まだまだ分からないことだらけです。少しずつ穴を埋めていきたいと思います。
映画雑誌に「アサシン・プレデターとプレデターハウンドは人間が作ったプレデターだ」との記載があり大変驚いております。
こちらではまだ販売されておらず、早く内容を見てみたいです!
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