2018年新作『ザ・プレデター』の予告編を分析:予告編のテクニック暴きます!

プレデター

「弱肉強食だろ… 諦めな!」 By プレデター

『ザ・プレデター』の予告編を分析していたら、予告編作成のテクニックが見えてきたので、紹介するよ!

本編のストーリーを予測するために、公開されている2本の予告編を繰り返し見ているのですが、その過程で予告編には視聴者のミスリードを誘う様々なテクニックが使われていることが分かり、とても面白く感じられました。

そこで今回は予告編で使われている様々な騙しのテクニックをご紹介致します。
これらは全て予告編の視聴者に本編のストーリーを予測させないために利用されております。

【2018】『ザ・プレデター』関連記事のまとめ(ネタバレ注意)
今までの記事のまとめページです。記事によってはネタバレの可能性がありますのでご注意下さい。予告編とすでに公開されている情報を元にストーリーを予測しています。

予告編からストーリーを予測したいんだけど…

予告編を見て本編のストーリーを予測したいと思うのはごく普通のことですが、予告編作成者としてみれば、簡単にストーリーが予測されてしまっては面白くないはずです。
予告編を「本編の映像と音声だけ」を利用して、「ストーリーを容易に予測されない」ように編集するのは意外と難しいのかもしれません。
ただ映像をバラバラにして組み合わせるだけだと、いずれ内容を理解されてしまうからです。
そのため、様々なテクニックを使って、ミスリード(誤解)を誘発するように映像と音声を組み合わせているようです。

以下では
映画『ザ・プレデター』予告 伝説降臨編
映画『ザ・プレデター』予告 究極のプレデター降臨編
を引用しながらそのテクニックをご紹介します。

①予告編作成のテクニック:因果関係をずらす

これは比較的繰り返し使われているテクニックで、例えば「プレデターが腕から何かを発射するシーン」と「何かが吹き飛ぶシーン」を続けて編集することで、プレデターが何かを吹き飛ばしたと誤解させるテクニックです。
本編を見ない限り本当に前後関係があるのか分からないため、注意する必要があります。

映画『ザ・プレデター』予告 究極のプレデター降臨編

例えば、0:46では「プレデターが施設の外(周りは建物や金属製の柵)で、右腕から何かを発射するシーン」、続けて0:47では「クインがUFOの墜落現場(鬱蒼とした木々の生い茂るジャングルの中)で吹き飛ばされるシーン」が流れます。

一見すると、プレデターのミサイルでクインが吹き飛ばされたように見えますが、両者はそもそも場所が全く違うので、両者に因果関係はありません。
時制的にも両者につながりはなく、0:46がおそらく「プレデターが研究所から脱走した際の映像」であるのに対し、0:47のクインの映像はあくまで「カットバックの過去の映像」です。

②予告編作成のテクニック:音をずらす

これも比較的多用されており、映像に本来あった音声ではなく、別の音声をかぶせているものです。
映像上で登場人物が喋っているのが明白であれば映像と音声の間にズレはないのですが、そうでない場合は、別の音声が本来とは違う映像にかぶせられていることもあり、シーンの意味づけを誤ってしまう可能性があります。

映画『ザ・プレデター』予告 伝説降臨編

例えば、1:07で「プレデター極秘対策研究所のシーン」が写り、バックに「異種交配している」「さらに進化し続けている」とのケイシーの音声が流れますが、実際にケイシーが喋っているのは、1:11のクインに対してで、どこかの狭い部屋の中(車の中?)でのことです。
このシーンは一見すると、「研究所に運び込まれ、台の上で分析されている最中のプレデター」に対してケイシーが「ハイブリット」だと言っているように思えますが、実際にクインに話しているときの服装(Tシャツ:これは中学校でメガプレデターから襲撃を受けた際に、グリーンのミリタリージャケットの下に着ていたもの)から推察するに、初めてメガプレデターを目にしたクインに対して、大型のメガプレデターが「ハイブリット」だと説明している言葉だと思われます。
つまりケイシーがハイブリットだと言っているのはメガプレデターに対してであって、通常のプレデターに対してではないのです(おそらく…)。

③予告編作成のテクニック:似た画像をつづける

これも非常に多く利用されています。

映画『ザ・プレデター』予告 究極のプレデター降臨編

予告編では暗い森の映像がこれでもかとランダムに結合されています。

たとえば、0:20から始まる木の上を銃撃するシーンで、「プレデター対策研究所の精鋭たちがUFOの墜落現場に出向き木の上を銃撃しているシーン」(0:20から0:23)と、「クインが森の中で銃撃しているシーン(クインと精鋭部隊たちは関係がありません。クインはグリーンのミリタリージャケットを着てM4で銃撃しています)」(0:23)と、「クインが過去にプレデターと遭遇した際の映像(クインは迷彩服を着て、顔にフェイスペイントをほどこし、スナイパーライフルを持っています)」(0:24から0:27)とがミックスされています。

一見すると、全て同じタイミングで一斉に射撃している一連の映像のように思えるのですが、実際はそれぞれ全く別の機会に木の上を射撃しているだけです。
それぞれの映像につながりはありません。

④予告編作成のテクニック:映像を左右反転させる:2018/08/20追記

比較対象の映像がないと左右反転させているのかどうか検証できませんので、映像がある程度たまってきてからはじめて気がつきました。

プレデター研究所から脱走したフジティブ・プレデター右腕のみにガントレットを装着しており、左腕には何も装着していないのですが、予告編の中には左腕のガントレットからワイヤー付きの銛を発射しているように見える(編集されているので、実際に銛を発射しているかは不明)映像」があります。

また「フジティブ・プレデターが何かの上を走っているシーン」でも、右腕にガントレットがなく、左腕にガントレットを装着しています。

さらには「クインがメキシコの宇宙船墜落現場でフジティブ・プレデターと戦闘するシーン」でも、クインが右腕にガントレットを装着している映像と、左腕に装着している映像が混在しています。

これらのシーンではすべて左右を反転させた映像が使用されています。

当初はガントレットが左右へ移動する理由がどうしても分からなかったのですが、背景が全く同じ映像あることに気がつき、左右反転を確信しました。

映像前後間の整合性を高めるための手法ですが、実際の映画には登場しない映像を使用しているので、反則ぎりぎりの手法のような気がします。

まとめ

今回は予告編で使われている様々なテクニックをご紹介致しました。
具体的な本編のあらすじ、ストーリーの予測に関しては、まだ考えがまとまっていないので、機会を改めてご紹介させて頂きます。

補足:プレデターシリーズを格安で見るには?

2018/07/02現在では、Amazon プライム ビデオでレンタルが可能(有料)です。
レンタル料金をご視聴の前に必ずご確認下さい。

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