【やったぁ!】メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種とⅢ種を独学の初受験で同時合格する方法(合格体験記的方法論)

身辺雑記

はじめに

本日(2019/04/27)、メンタルヘルスケア・マネジメント検定のⅡ種とⅢ種の合格証が届きました。正直なところ、ひと安心といったところです。(^o^)

仕事をしながらの勉強は想像以上に大変で、受験終了後もかなり疲労困憊しておりました。

合格していて本当によかったと感じております。(T_T)

今回は、これからメンタルヘルス・マネジメント検定を受ける方に向けて、私がとった勉強方法などを説明していきたいと思います。

ちなみに点数は、Ⅱ種が82点、Ⅲ種が94点という微妙なもので、合格ラインはⅡ種、Ⅲ種とも7割の70点です。

とても自慢できるような点数ではありませんが、合格できたことにはかわりありませんので、よしとしましょう!(そもそも満点を狙って勉強していないので、やむを得ない結果です)。

本記事の目的

この記事は、これからメンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種とⅢ種を同時に、もしくは片方だけを受験しようと考えている方に、受験にあたって有益な情報を提供することにあります。

それぞれの試験のレベル、効率的な勉強の方法、記憶の仕方など、私の方法論をお伝え致します。

なお、今回の受験に当たっては、予備校に通ったり、通信講座を受けたりせずに、独学で、市販のテキストと問題集だけを利用して勉強を進めました(利用したテキストと問題集についてはのちほど)。また今回が初受験です。

そのため、以下の記事は次のような方に特に有益だと思われます。

独学で勉強を進めている方。
初受験のため、どのように勉強を進めればよいのかよく分からない方。
Ⅱ種Ⅲ種の同時合格を目指している方。
④市販されているテキストと問題集で勉強を進めている方。
⑤働きながらの資格取得のため、なかなか勉強時間を確保できない方。
⑥周囲に受験を公言したため、絶対に失敗できない方。

そもそもメンタルヘルス・マネジメント検定とは?

まず、そもそもメンタルヘルス・マネジメント検定とは何か?の説明からはじめます。

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、「働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得」するために、大阪商工会議所が実施している産業精神保健に関する検定です。

I種(マスターコース)・II種(ラインケアコース)・III種(セルフケアコース)の3つのコースがありますが、すべて国家資格ではない公的資格です(商工会議所法第9条)。

メンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種とⅢ種の違いとは?

次にⅡ種とⅢ種の違いを具体的に見ていきましょう。

Ⅱ種ラインケアコースであり、このコースを学ぶ目的は「部下が不調に陥らないように普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる」ようになることです。

一方、Ⅲ種セルフケアコースであり、その目的は「自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる」ようになることにあります。

つまり、この区分は難易度による等級ではなく、学ぶ方の社内での役割に基づくもので、Ⅱ種管理監督者(管理職)もしくは管理監督者になろうと考えている人が学ぶコースであるのに対し、Ⅲ種一般社員が学ぶコースです。

(※ちなみにⅠ種はマスターコースで、その目的は「自社の人事戦略・方針を踏まえたうえでメンタルヘルス計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、社員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる」ようになることにあり、人事労務管理スタッフや経営幹部を対象としています。)

ご自分の立場や今後のキャリアのことを考え、どちらの受験を目指すのか、もしくは両方の受験を目指すのかを決定して下さい。

なおⅡ種のラインケアコースの中にはセルフケアコースの内容も含まれていますので、管理監督者の方はあえてⅢ種まで取得する必要はないようです(もちろんせっかくの機会なので、Ⅱ種の勉強で培った知識を利用してⅢ種の資格を取るのもいい考えだと思います)。

それぞれの試験は、どちらもマークシート式の選択問題(すべて4択問題です)で、合格ラインはどちらも7割70点です。

今までの過去問をみると両方とも毎回50問出題されますので、35問正解すれば合格できることになります。

2019年3月17日に行われた試験では、Ⅲ種の合格率が79.72%で、Ⅱ種の合格率が48.69%です。

この合格率は毎年だいたい同じくらいであり、合格率がこのくらいになるように問題の難易度が調整されていること、またⅡ種の方が難しいことが分かります。

出題される内容は、Ⅲ種が一般常識的な内容が多いのに対し、Ⅱ種は勉強していなければ(事前に覚えていなければ)分からない専門的な知識を問う問題が多いです。
メンタルヘルスに関心があり、普段からそういった関連の情報に接している方は、Ⅲ種ですとほとんど勉強しなくても合格できる可能性がありますが、勉強せずにⅡ種に合格するのは難しいでしょう。

また、出題される問題形式もⅡ種の方が難しいです。
Ⅲ種の問題が比較的すなおでひねりが少ないのに対し、Ⅱ種の問題はひねりがあったり、解答に時間がかかる問題が出題されていたりします。そのため問題演習という観点からも、Ⅱ種の過去問を繰り返すことは必須になります。

※ホームページから詳細な情報を確認できます。https://www.mental-health.ne.jp/

今回の受験の経緯

今回の受験は、会社の先輩に勧められたことがきっかけとなり、1月の中旬から受験の準備を始めました。
※当初はⅢ種のみの受験予定でしたが、Ⅱ種の受験も追加しました。

テキストや問題集を手に入れたりするのに時間がかかり(古本屋にいったり、先輩から借りたり…)、本格的にスタートしたのは1月の下旬からでした。

通勤中や出勤前、帰宅後の学習時間を確保することは難しい状況でした(眠くて集中できなかった)ので、仕事の休憩時間中や休日の自宅での学習がメインとなりました。

平日は、だいたい30分の勉強時間を2回から3回確保するようにつとめ、休日は極力勉強に費やすようにしていました。

ただ、この方法では平日も休日もリラックスする時間がほとんどなく、仕事の疲れが解消できず、かなり疲れたことを覚えています。

今回は合格できましたのでその努力が報われましたが、落ちていたらほんとにがっかりしていたと思います。

受験直後の感想

ちなみに今回の受験直後の感想はといいますと…

かなり微妙な感じがしておりました。(>_<)

思いの外、過去問とは違う部分からの出題が多かったような気がしておりましたし、またどう考えてもテキストに載っていないのでは?と思われる部分もありました。

まあ、100点を目指す必要はなく、7割がとれれば合格できる試験ですので、自分が解ける問題を絶対に落とさず正解し、勉強していない部分からの出題は考えてもわからないだろうと割り切って解答してきました。

ただそれでも、「けっこう難しかった… 合格は微妙かも…」と感じながら試験会場を後にした記憶があります。

合格していてほんとによかった… (T_T)

ちなみに、私が受験した教室では、結構な数(何十人単位で)のⅡ種とⅢ種の同時受験生がいました。同時受験は結構メジャーなのだなと感じたのを覚えています。

受験に関する私のスタンス:重要かも…

まずはじめに、資格試験の受験に関する私のスタンスを明らかにしておきたいと思います。

もしかすると、一般的な受験生とは多少スタンスが違っているかもしれないからです。

私は資格試験の受験に関しては、「試験に合格すること」を最優先にして受験勉強を行います。そのため、その勉強の中で得た知識はすべて「受験した際に問題を解くのに必要なものであること」を重視しています。

つまり「試験に合格するために」受験勉強をするのであって、得た知識を「自分若しくは周りの方のメンタルヘルスマネジメントに生かすために」勉強しているのではない、と明確に割り切って勉強しているのです。

この違いは一般的にはそれほど明確には意識されず、混在した形で勉強が進められることが多いかと思いますが、効率的な受験勉強をするためには、そして確実に合格するためには、明確に意識して、割り切って勉強することが大切だと考えます。

そもそもこの試験の目的は、Ⅲ種であればセルフケアができるようになることですし、Ⅱ種であればラインケアができるようになることにあります。

そのためそれらの目的にあった知識を習得するように意識して学習することが、一番望ましいのですし、時間があれば私ものんびりとテキストを読んだり、他の文献に当たったりして理解を深めていきたかったのですが、仕事をしながら限られた時間の中で勉強せねばならないという制約があるのであれば、少し違った方法をとらざるを得ないのではないか、ということです。

勉強時間を確保できないというのが一番大きな問題ですし、会社の上司や同僚に受験すると宣言した以上は、落ちるという選択肢は残されておらず、必ず合格せねばなりません。不合格になり自分の評価や評判を落とすくらいなら、受験しない方がましだと考えるからです。

以上のことから、資格試験受験に当たっては、試験会場で問題を解くために必要な知識の習得を最優先にして、本来の目的であるセルフケアに役立ちそうな知識や、部下の精神状態を把握するために必要な知識などは受験に必要なければ大胆に勉強から外すという戦略を立てました(もちろん、問題を解くのに上記の知識が必要であれば、問題を解くのに必要な範囲、レベルでマスターします)。

つまり、試験に合格しても、今回の受験勉強で得た知識が、その後の職業人生においてセルフケアにもラインケアにも全く役に立たない可能性があるということを認識した上で、受験勉強として割り切って勉強し、もしメンタルヘルスに関する知識が必要になったら、その時にテキストを読みなおしたり、ネットで調べたりすることをよしとするという割り切りです。

もちろん、このような割り切りには、「試験に合格して資格をとっても、実際に使えない、役に立たないのであれば、全く意味がない」という批判があり、まったくその通りですし、反論の余地はありません。

私が問題にしているのは、

A:セルフケアやラインケアにおいて実際に役立ちそうな知識を中心に学習し、今後の職業生活にその知識を生かしながら生活していくが、受験には失敗してしまう場合

B:問題を解くのに必要かどうかを最優先に考えて学習し、その結果、試験に合格し資格を得ることはできたが、実際の生活に役立つ知識がほとんどない状態

のどちらを選ぶのかという問題です。

これは個人の好みの問題だと思われますが、私は受験を会社の上司や同僚に話したたため(受験日に休みをもらうため)、不合格になった場合は切腹するという気持ちで、またそう宣言して受験に臨みました。

そのため、職業生活において役に立ちそうにない知識であっても受験上必要な知識は覚えましたし、逆に職業生活において必要そうであっても試験に出そうになれば覚える対象から外すという戦略を採用しておりました。

今回のⅡ種とⅢ種の同時合格という結果をふまえた上で改めて思うことは、短時間で確実に合格するためにやむを得なかったとは言え、「時間があればもう一度勉強しなおしたいな!」ということです。

ただし、これは同時合格しているからこその贅沢な感想なのかなとおもいます。

落ちていれば、深刻な自己嫌悪で、そんな悠長なことはいっていられなかったと思います。

そのような自己嫌悪に陥ることや評判の低下がいやな方は、ぜひ受験として割り切って勉強し、合格通知をもらった後に、のんびりと勉強しなおすことをおすすめ致します(なかなかそのような時間が確保できない、意欲がわかない、ことも多いかと思われますが…)。

個人的には、試験に落ちた際に被るダメージに思いをはせて(自尊心の低下自己効力感の低下自己嫌悪責任転嫁による周囲との関係の悪化周囲からの評価の低下社内での評価の低下など…)、合格自体を最優先にして勉強をされることをおすすめいたします。

以上のことを踏まえまして、以下で記載されている内容は全て、試験に合格し資格を取るという目的に割り切った受験勉強の方法となります。

上記のような割り切りについて納得いかない方は、ご自分の勉強のやり方で受験勉強を続けられることをおすすめ致します。

ただ合格者の中にはこのような割り切りで合格している人もいることを知って頂ければ、それだけで本記事の役割は十分に果たしていると考えます。

ちなみに… 私も以前は、このような割り切りが大嫌いでしたし、受験勉強として習得する知識を限定する人を大いに馬鹿にしていた人間です。

しかし、何度も試験に落ち続け、結局その資格試験を諦めるに至り、深刻な精神上のダメージを受け、もちろん人生上のハンディを背負い、なぜ合格できなかったのか、合格した人間と何が違っていたのかをさんざん考え抜き、勉強法に関する本を読み漁った結果、上記のような割り切りに至ったというわけです。

上記のような割り切りをして望んだ試験には今のところ合格できておりますので、かっての苦い体験も役に立っているのかなと思われます。

私が今後さらに受験勉強をするようなことがあれば(別の資格試験の受験も検討中です)、どの試験であっても必ず上記のような割り切りで勉強をし、結果を出すことを最優先にするつもりです。

また、自分の子供もしくは自分の身内が受験勉強を行う際には、必ずこのやり方を教えます

受験に失敗するのは過去の自分だけで十分ですし、周囲の人に同じ苦渋を味わって欲しくないからです(結果を出せないと、自分周囲本当に切ない思いをすることになります… (T_T) )。

自分の考えを押しつける気持ちは毛頭ありませんが、ぜひ参考にして頂ければと思います。

ちなみに… 過去の資格試験の勉強中に、このような勉強の仕方は何度も本で読んだのですが、実践には至りませんでした。その後、仕事中にどうしても落とせない試験を受けることになり、やむを得ずに!過去問中心の勉強を採用したところ、問題が即答できるようになり、改めてその威力を知りました。その後はこのやり方を採用していますが、納得できない読者の方がいらっしゃることは承知しております。一度試してみないことには、その威力は体感しにくいです。思い切って採用してみることをおすすめ致します!

具体的な受験上の戦略

ここで、具体的な受験上の戦略についてお話しします。

まずⅡ種とⅢ種を同時に受ける方は、Ⅱ種を中心に勉強する必要があることは言うまでもありません。

また受験において必要な知識の習得を最優先にするのであれば、テキストを繰り返し通読するよりも、過去問を中心に勉強する必要があります。

なぜなら、テキストをいくら通読してもどこが出題されるのか、もしくはどこが出題されたのかが分からないため、焦点を絞った勉強が出来ず、いつまでたっても問題が解けるようにはならないからです。

実は、この過去問中心の勉強方法こそが、短時間で確実に結果を出すためのキモなのですが、分かっている人からすれば「当たり前のことを何をいまさら…」と言われ、分かっていない方からは「なぜ過去問中心で合格できるようになるのか、問題が解けるようになるのか分からない」と言われる部分です。

ちなみに過去問中心に勉強するというのは、過去問をひたすら何度も繰り返し、過去問から受験に必要な知識を吸収し尽くす勉強方法を意味します。

つまりテキストを通読したり、まとめノートを作ったりせず、ひたすら過去問を繰り返し、知識の習得を過去に出題された問題から行うということです。

具体的に言えば、正しい選択肢についてはそのまま正しい知識として覚え、誤った選択肢については正しい答えに直してから覚えるということを意味します。

それをひたすら時間がある限り繰り返し続け、過去問の解説だけでは分からなかったり、他の関連知識を確認する必要がある場合だけ、テキストに戻ります。

時間がない場合は、ひたすら過去問と過去問に付属している解説を繰り返し読み込みます。

過去問を繰り返す中で、知識どうしの関連性が分かりだしたら、もしくは知識どうしが混乱し始めたら、メモやノートなどにその知識をまとめなおしたりもしますが、あくまで問題演習が中心です。

このようにして勉強すると、知識が体系的に習得されないという問題点が出てきますが、知識が体系的に習得されていなくても合格できる試験は多くあり(もちろん体系的理解が必要な問題が過去に出題されているのであればそのための対策が必要ですが、一般的なマークシート問題であれば必ずしも体系的理解までは要求されていないようです)、今回受験したⅡ種とⅢ種に関しては体系的理解までは要求されていないように感じられました。

このような勉強法を続けると、問題を解くために必要な知識が頭の中に強く定着し、似たような問題が出題された場合は条件反射で即答できるようになります。

時間がない場合は、知識が体系化されていないことを怖れずに、ひたすら過去問を繰り返しましょう。

受験勉強中に頭の中が体系化されないことはちょっとしたストレスになりますが、それを補って余りあるくらいに試験に強い状態が出来上がります。

この過去問中心の勉強方法は、時間があれば過去問を完璧にしたあとで、さらに別の問題などに手を伸ばしたり、過去問に出題されている部分のテキストを読み込んだりすることも可能ですが、多くの場合、過去問を繰り返すだけで、受験日が来てしまうものです。

全く基礎知識がない状態から過去問を繰り返すのは、とくに勉強のスタート段階では、分からないことだらけで気持ちが萎えることが多いかもしれませんが、我慢して繰り返していくうちに、しだいに知識が頭に定着してきて意味も分かってきますので、初めのうちは我慢して続けることが大切です。

ちなみに具体的に過去問を何回くらい繰り返すのかと言いますと、できれば20回から30回以上、50回くらいは繰り返すのがよいでしょう。

もちろん残された時間にもよりますが、最低でも10回以上は繰り返した方がよいです。

今回の受験では、Ⅱ種の過去問を10回くらい、Ⅲ種の過去問を5回くらいしか繰り返せず、かなりいまいちな状態で受験を迎えましたが、なんとか合格できております。

繰り返しが甘かったのは試験中も痛感しており、もしもう一度受験できるのであれば、最低でも20回は繰り返したいです(ちなみに公式テキストは一回も通読しませんでした)。

テキストを読んでいても眠たくなるだけという方、テキストを何回も読んだけど全然問題が解けるようにならないという方は、ぜひ過去問中心の勉強法に切り換えることをおすすめ致します。

なお、この勉強の仕方では試験範囲全体を網羅的に勉強することは出来ません(過去に出題された知識のみの習得になります)ので、どうしても知識に穴が空いたままで受験を迎えることになります。

そして、それはそれで仕方がないことなのです。

テキストを熟読したとしても何を覚えればよいのか分からなければ、全てを覚える必要がありますし、全てを覚えることはそもそも不可能だからです。

心配しなくても7割がとれれば合格できる試験なので、過去問中心で勉強し、100点は最初から目指さず、7割を確実にとれるようになりましょう。

それが投入する時間(限られた時間)と、得られる結果(試験の合格)のベストバランスです(もちろん、受験に着手するタイミングが早かったり、勉強時間を大量に確保できるのであれば、過去問をやり、テキストを勉強することがベストであることは言うまでもありません)。

追記

自分の記事を読み直してみて、「なぜ過去問中心で合格できるようになるのか、問題が解けるようになるのか分からない」という自分が立てた疑問に直接解答していないことに気がついたので、解答してみます。

なぜ過去問中心の学習で合格できるのか?

  • 出題範囲の全て完璧に勉強することなどそもそも不可能だという現状認識があります。
  • 似た内容の出題が多いため、過去に出題された部分については完璧に押さえると優先順位をつけます。
    ※過去問すら解けるようにならずに受験日を向かえるのは、合格を目指した合目的的(ごうもくてきてき)な勉強とはいえないと考えます。
  • 過去問さえ解ければ合格できるというよりも、過去問を勉強していると受験日がきてしまい手を広げられないというのが実情であり、本音です。結果的に過去問しか学習していないことになってしまいます。
  • 結局、限られた時間の中で何を優先的に勉強するのかという優先順位の問題です。
  • A:「広く浅くポイントを絞らずにテキスト中心で全体的、網羅的、体系的に、自分の知的好奇心の赴くままに学習する」
    B:「学習時間が限られている現実を直視し、学習範囲を過去に出題された部分に限定し、部分的かつ非体系的に学習し、ただし限定した学習範囲については表から問われても裏から問われても即答できるように完璧にマスターし、自分の知的好奇心を殺して過去に出題された実績を重視して学習する」
    AとBでは、どちらが合格しやすいと考えますか? そしてあなたはどちらを選択しますか?という問題です。
  • つまり、過去問中心の学習で合格できる保証は全くないが、限られた時間の中で、合格できる可能性をより高める学習方法を追求すると、「まずは、最低限、過去問を完璧に仕上げ」、もし時間と労力の余裕があれば、「その他の勉強(例えばテキストを読み体系的、網羅的に学習する、自分の知的好奇心を満たす学習をする、これからの職業生活に生かせる内容を学習する)を行う」のがよいという結論に達するということです。

なぜ過去問中心で問題が解けるようになるのか?

  • 過去に出題された知識は、再度出題される可能性が高いです。
  • 出題形式に慣れ、問題に応じた解答方法を事前に検討しておくことで、試験会場で迅速に対応できるようになり、時間切れを防止できます。
  • 過去問演習を繰り返すことで、知識を思い起こす練習ができ、自分のマスターできている知識とそうでない知識の選別ができ、マスターできていない知識の習得に集中できます。
    ※テキスト中心の学習では「どこが出題されるのか」「どこが出題されたのか」が分からないので、ポイントを絞って学習できず、記憶が曖昧になりやすいです。
  • 過去問中心の学習で「過去に出題された知識を即答できるレベルで憶え、出題形式に慣れておく」と「類似問題が出題された場合に即答でき、初見の問題を自信を持って後回しにできる」ため、試験場で効率がよいです。
  • 結局、過去問学習であらゆる問題が解けるようになるわけではないのですが、「過去に出題された知識」が「過去に出題された形式」で出題された場合に、即答できるレベルなることを目指して学習すれば、7割の得点は確保できる可能性が高いということです。
    ※不合格になる方は、そのレベルにすら達していなかったということになります。

まとめますと、
なぜ過去問中心の学習で合格できるのか? → 合格を保証するものではないが、短時間で合格の可能性を高めることができる
なぜ過去問中心で問題が解けるようになるのか? → 全ての問題が解けるようになるわけではないが、類似問題が即答できるようになり7割の確保がしやすくなる
ということになります。参考になれば幸いです。

記憶戦略

それでは、「いかにして受験に必要な知識確実に覚えていくか」という点に話を進めて参ります。

試験に合格するためには、問題を解くために必要な知識を、試験会場で思い出せる必要があります。

そのためには問題を解くために必要な知識を確実に覚えておく必要がありますが、この「知識を確実に覚える」というのはなかなか難しいことです。

特に今回のⅡ種の試験勉強の際に強く感じたのは、似たような名称が多く、混乱しがちで、なかなか正確に覚えにくいということでした。

どうすれば必要な知識を確実に覚えられるのでしょうか?

一般的には何度も繰り返すことが一番大切だと言われます。

それでは何を何度も繰り返せばいいのでしょうか?

A:まとめやノートを見て、何度も何度も覚えなおす

B:問題演習を繰り返し、何度も何度も思い起こす

AでもBでも覚えられればどちらでもいいと思いますが、より短時間で結果を出すために、私はBを重視して、何度も何度も思い起こすということを繰り返しました。

というのは、試験場で必要になるのは、試験場で思い起こせることであり、そのためには思い出すための練習を繰り返しておく必要があるからです。何度テキストを通読しても、試験会場で思い出せるかどうかは分かりません。

またテキストをそのまま覚えても(そのまま覚えることなど私には不可能ですが…)、問題を解くのに必要な形で思い出せなければ、短時間で問題を解くことは出来ません。

試験会場で確実に思い出せるようになるためには、やはり事前に試験で使えるような形で徹底的に思い起こす練習をしておく必要があるのです。

そのためには、何度も何度も過去問を繰り返し、解ける問題と解けない問題を選別して、解けない問題を解けるようになるまで繰り返すのがベストです。

問題が解けるということは、解くために必要が知識が覚えられているということですし、問題が解けないというのは、その問題を解くために必要な知識が覚えられていないということだからです。

解けなかった問題を解けるようになるまで繰り返し、覚えられていない知識を覚え込むというのが、一番よい方法だと思われます。

使ったテキストや問題集

使ったのは公式テキスト2冊、参考書1冊、過去問2冊です。

テキストも過去問も古本屋で買いましたので、若干古い物になりました。

本気で合格を考えている方は、お金をけちらず最新版を購入されることをお勧め致します。

版によっては最新の内容(例えば統計情報など)が反映されていないことがありますので、誤った知識を学習してしまう可能性があるからです。

今回Ⅱ種とⅢ種の同時合格を目指したのは、古本屋で最新版『ひとりで学べるメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種Ⅲ種合格テキスト&問題集』を手に入れることができたからでした。

このテキストにⅡ種とⅢ種の同時合格も可能と書かれていて、それにのせられてしまったのです。

時間的に余裕がない方には1つずつ受験されることをお勧めしますし、やる気のある方にはせっかくなので2つ同時に受験されることをおすすめ致します。

Ⅱ種とⅢ種の勉強の順序と時間配分について

勉強はⅢ種のセルフケアから始めましょう。

といいますのは、Ⅱ種のラインケアにもⅢ種とおなじセルフケアの内容が入っているので、先にセルフケアについて学び、その知識をⅡ種の勉強で生かす方が、取り組みやすくて効率がいいからです。

とくにⅢ種のセルフケアの内容は、学びやすく、過去問も簡単なため、すいすいと学習が進むことでしょう。

過去問を3周くらいまわしたら、いったん中断し、Ⅱ種の勉強に取りかかりましょう。

Ⅱ種の過去問にはじめて取りかかると、Ⅲ種の過去問とは段違いに難しいことに気がつきます。

それは出題されているのが専門知識に関する問題で、事前に学習しておかないと歯が立たない問題が多いからです。

その後の勉強はⅡ種を中心にすすめ(セルフケアについても多少は復習できます)、どうしてもⅡ種の過去問に飽きてしまった場合に、Ⅲ種の過去問にもどるのがよいでしょう。

試験が近づいてきたら、Ⅲ種の過去問に再び取り組み、問題がないようであれば、Ⅱ種の勉強に全力を注ぎます。

具体的な過去問のやり方

それでは具体的な過去問のやり方を説明いたします。

といっても、特別な秘訣はありません。

①まず初めのうちはまったく分からないでしょうから、問題を読んだらすぐに解答を読み、正しい答えを確認します

②分からなかった問題には印をつけます。ほとんどの問題に印がついたとしても気にする必要はありません。

③一通り最後まで問題を解いていったら、2回目は1回目に正答できずに印をつけた問題のみをやり直していきます。

④2回目でも解けなかった問題については、さらに印をつけていきます。2回目も間違った問題には、印が2つつくことになります。

⑤2回目を最後までやり通し、3回目も2つ印がついている問題をやり直していきます。

⑥上記のやり方で、一通り全ての問題が解けるようになったら1周目の終わりです。

⑦1周目が終わったら2周目をスタートします。もう一度最初から全ての問題をやり直し、間違った問題に印をつけていきます。この時は1周目とは違う印をつけていくとよいでしょう。

⑦間違えた問題を再度やり直していきます。

⑧以下、同じ要領でひたすら過去問を繰り返していきます。

⑨10周、20周と繰り返していきます。

⑩もし途中で過去問に飽きてきた場合は、テキストを通読してみます。ただテキストの通読で眠くなるときは過去問演習に戻ります。

試験中の解答戦略

Ⅱ種もⅢ種も70点が取れれば合格できる試験です。

つまり50問中35問正解できれば合格できますので、逆に考えれば15問は分からなくても合格できるということです。

そのため試験中は、自分が即答できる問題を最優先で解き、見た瞬間に「なんだこりゃ?」「見たことないな…」「知らないな…」と思えた考えても正答できそうにない問題にはチェックマークをつけ、また分からなくはないが時間がかかりそうな問題には三角マークをつけ、全て後回しにします。

自分が即答できる問題を全て解答し終えたら、もう一度最初から自分が解答した問題のみを見直します。ケアレスミスでの失点を防ぐためです。

その見直しが終わったら、三角マークのついた時間がかかりそうな問題を解いていき、解き終わったら、再度見直します。

そこまで終わったら、自力で確実に点数のとれる問題をパーフェクトに仕上げたことになりますので、最後に考えても正答できそうにないチェックマークのついた問題に取り組みます。

この問題はおそらくどれだけ考えても正解にはたどり着けない可能性が高いため、ほどほどに考え、もっとも妥当だと思える選択肢を選びます。

この問題にはこだわりすぎないことが大切で、分からなくても気にせずに、ただし必ずどれかにマークをして、無回答は絶対に避けます。1/4の確率で正解できるからです。

具体的には…

①試験開始の合図前に、マークシート用紙を見て、問題数の変化がないか確かめます。

②試験開始の合図と共に、問題用紙をぱらぱらと最後までめくり、出題傾向に変化がないか確かめます

③1問目から解き始めますが、即答できない問題はすべて後回しにします。その際、見たことのない問題、知らない問題など考えても正答できそうにない問題にはチェックマークをつけ、時間はかかるが正答できそうな問題には三角マークをつけます。
※両者の判断に時間をかける必要はありません。直感による判断で十分です。

即答できる問題が最後まで終わったら、再度即答できる問題を見直し、ケアレスミスによる失点が絶対にないようにチェックしていきます。

⑤即答できる問題の見直しが終わったら、三角マークのついた問題に取りかかります。

⑥三角マークをつけた問題がすべて終わったら、再度見直して、ケアレスミスを防ぎます。

⑦最後にチェックマークのついた問題に取りかかります。考えても正解にたどり着けない可能性が高いので、考えすぎずに解答していきます。分からない問題でも、必ず自分なりの解答を出しマークします。

⑧時間があればマークシートにズレがないか、最初から確認していきます。

⑨さらに時間があれば、最初から全ての問題を見直します。

⑩試験終了間近になったら、受験番号や氏名の書き落としがないか再度確認し、またマークシートのマークが薄いところを濃く塗りつぶしなおします。

⑪試験終了の合図と共に手を止め、マークシートの回収を待ちます。

⑫お疲れ様でした!

さいごに…

個人的には、勉強時間がなかなか確保出来ず、また絶対にⅡ種とⅢ種を同時合格しなければならないというプレッシャーにさらされ、かなり疲労困憊した試験でした。

朝早く出社して30分の勉強時間を確保、お昼休みも昼食を食べずにもしくは休憩室の自販機で買ったパンをかじりながら30分の勉強時間を確保、仕事の合間に何とかして30分の勉強時間を確保、といった感じで勉強しておりました。

また休みの日に朝から晩まで勉強していると、平日の仕事の疲れが全くとれず、平常よりもイライラすることが多かったです。

まさしくメンタルヘルス・マネジメント検定の受験自体がストレッサーになり、様々なストレス反応が生じていた状態です。全く本末転倒な状況ですね。当時は笑えませんでしたが… (>_<)

「Ⅲ種だけにしておけばよかったかな? いやⅡ種だけでよかったかも… 」と何度思ったか分かりません。(>_<)

ただその度に「Ⅱ種とⅢ種に同時合格したの! へぇー、すごいね!」と同僚から褒められている姿をイメージしてやる気を奮い起こしておりました。

勉強時間が少ない中で若干無謀な挑戦であった気もしますが、勉強時間が限られており、プレッシャーがあったからこそ合格できたのではないかとも思います。

かなり疲労困憊し命を削ったような気がしましたが(>_<)… 、まあ、しばらくすれば回復するでしょう… \(^O^)/

と言うわけで、今回のこの記事は終わりになります。

これからメンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種とⅢ種を同時受験される方、もしくはどちらかを受験される方、ぜひ頑張って下さい!

皆様が受験を契機にして、より多くのことを学びより多くのチャンスをつかめるようになることを祈っております!

\(^O^)/それでは!

メンタルヘルス・マネジメント検定の情報

以下のホームページから詳細な情報を確認できます。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験 | 働く人たちの心の健康と活力ある職場づくりのために
働く人たちの心の健康と活力ある職場づくりのために

追記

本記事をお読み頂きましてありがとうございました。

当記事に関するご意見やご感想、ご要望がありましたら、ぜひ下のコメント欄をご利用下さい。

また、テキストや問題集を貸して下さった諸先輩方や妹、受験期間中ピリピリしていた私を支えてくれた同僚や、配慮して下さった上司に感謝致します。ありがとうございました。

(^o^)

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