「パパ、シーズン1見てるんだけど… 二人でダイエット始めた方がいいかも…」 by アレクシス・キャッスル
『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』をシーズン7まで見たので、感想をまとめてみました
『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』をシーズン7まで見終わりました
アメリカの大人気刑事ドラマ『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』をシーズン7まで見終わりました。
Amazon プライム ビデオでは2018/07/01現在、シーズン7までが追加料金なしで視聴でき、シーズン8からは有料となっています(1エピソード300円。シーズン8は全22エピソード)。
しばらく待っていればシーズン8も無料になる可能性が高いので、いったん視聴を中断し、今までの感想をまとめてみたいと思います。
以前の記事



この23話でドラマが終了していてもおかしくないほど、まとめ感のあるエピソードでした。
簡単な作品紹介
原題:Castle
邦題:『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』または『キャッスル/ミステリー作家は事件がお好き』
放送国:アメリカ合衆国
制作局:ABCスタジオ
放送期間:2009年3月9日 – 2016年5月16日(シーズン8で完結:全172話)
キャスト
リック・キャッスル: ベストセラー作家:ネイサン・フィリオン
ケイト・ベケット: NYの刑事:スタナ・カティック
アレクシス・キャッスル:キャッスルの娘: モリー・C・クイン
マーサ・ロジャーズ:キャッスルの母親: スーザン・サリヴァン
ハヴィエル・エスポジート:ベケットの同僚の刑事: ジョン・ウエルタス
ケヴィン・ライアン:ベケットの同僚の刑事: シーマス・ディーヴァー
ラニ・パリッシュ:検死官:タマラ・ジョーンズ
ロイ・モンゴメリー:ベケットの上司 で警部:ルーベン・サンチャゴ=ハドソン
ごくごく簡単なあらすじ
偶然のいきさつからNY市警の捜査に協力することになった人気小説家リチャード・キャッスル。ベケット、ライアン、エスポジートとともに現場にも出向き、小説家ならではの視点で事件を解決へと導いていきます。
こんな方におすすめです(^o^)
独断と偏見でおすすめな方を列挙してみました。
- 軽い気持ちで刑事ドラマを楽しみたい方
- 遊び心に満ちた刑事ドラマがお好きな方
- 強く美しいベケット刑事が気になる方
- 男女のバディ物が好きな方
- 超常現象ネタや映画のパロディ的な設定のドラマを楽しめる方
こんな方にはおすすめできません(>_<)
おすすめできない方を列挙してみました。
- シリアスで真面目な刑事ドラマをお求めの方→『コールドケース』(字幕版)がいいかも…
- 刑事ドラマに深い感動を求めている方→『コールドケース』(字幕版)がいいかも…
- キャッスルの少し軽めのキャラクターが好きになれない方
感想:魅力や他のドラマとの違い
シーズン7までの簡単な感想…
シーズン7までで150話。多いときは1日5話くらい見ていたので、『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』漬けの毎日でした。
シーズン1のころは若干気乗りしない部分もあったのですが、視聴を続けるにつれてどんどん面白さにはまっていき、あっという間にシーズン7まで見終わってしまった感じです。
残りが1シーズンのみというのは、とても寂しく感じられます。
『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』は幽霊ネタや超常現象ネタが多く、ストーリーや演出にも遊びの多いドラマですので、軽い気持ちで楽しめます。
ぜひ多くの方に見て頂き、この面白さにはまってもらいたいです。
以下、本シリーズの魅力をまとめて見ました。
魅力①ベケットが強く美しくカッコイイ
本ドラマの最大の魅力の一つは、強くて美しいベケット刑事の活躍を楽しめる点にあります。
これほど魅力的な女性刑事役を他に知らないため、すっかりベケットの魅力にはまってしまいました。
モデル顔負けの美貌とスタイルを誇り、ドラマ内でも、有名女性雑誌のモデルを断った経験を持つとされています。
キャッスルと一緒になるまではかなりドライな性格として描かれており、女性らしさを押し出さないキャラクターでした。
ドラマが進むにつれて、キャッスルとの恋愛関係をカウンセラーに相談したり、狙撃されたトラウマに苦しめられたり、と人間らしい部分が描かれるようになり、キャッスルと結ばれてからは、女性らしい部分もきちんと描かれるようになりました。
キャッスルと結ばれてからは、自分の感情を隠さない存在になったので、魅力が薄れたように感じられたのですが、しばらくするとそのベケット像にも慣れ、より人間らしく、女性的で、強くて美しいベケットが好きになりました。
魅力②ベケットのファッションがおしゃれ!
以前の記事の内容と若干重複するのですが、ベケットがとてもおしゃれでカッコイイです。
シーズン1ではコートにストールというシックで落ち着いたファッションが多く、どちらかとクラシックでフォーマル、モード的な装いが多いです。
シーズンの後半になってくると、ファッションがだんだんカジュアル化していき、レザージャケットの着用が増え、シーズン6や7では、Gジャンの着用が増えています。
個人的にはシーズン初期のフォールなファッションが好きでした。カジュアルすぎず適度にフォーマルなファッションも復活させてもらいたいです。
なお、シーズン1の初期のエピソードではオメガスピードマスターではなく、ブルーの文字盤、金属バンドの腕時計をしています。ROLEXかな思われますが、はっきりと分かりません。
魅力③キャッスルのコミカルなキャラクター
シリーズ1を見始めた当初は、ただ軽いだけのキャッスルが好きではなかったのですが、ドラマが進むにつれて、必要な時には(娘のアレクシスやベケットを守るため)命をかけて行動できる勇敢な男性だと分かり、キャッスルも好きになりました。
超常現象や陰謀論が大好きなため、見ているとうっとうしく感じられることがあります。
視聴者をミスリードするための役回りだと理解していますが、仮説がぶっ飛びすぎてミスリードどころではなく、ただのうざい人に感じられることも多々あります。
ただ、本シリーズが明るくコミカルで気軽に楽しめるミステリーに仕上がっているのは、キャッスルがいるからこそであるため、多少の暴走ぶりには目をつぶらなくてはなりませんね。
※シーズン1を改めて見直してみると、キャッスルがシリーズ初期の段階では決して超常現象や陰謀論かぶれではなく、ベケットやライアン、エスポジートよりも現実的な推論をしていることに気づき、かなり驚きました。
途中からキャッスルの方向性、性格設定が変わったようです。
脚本家のせいでしょうか?
初期の頃の方が、ベストセラー作家のストーリーテリング能力が事件解決に役立つという物語の構成に合っていると感じます。
ただその反面、コミカルな要素が少なく、他のシリアスな刑事ドラマとの差があまり感じられません。
シリーズ前半→キャッスルがシリアスに事件解決に取り組むため、ミステリーとしての完成度は高いが、ストーリー展開が普通すぎて、オリジナリティと面白さに欠ける…
シリーズ後半→キャッスルが狂言回しを演じているためミステリーとしての完成度は落ちるが、ドラマの設定等が独創的になり(魅力④も参照)、娯楽性は高くなっている…
といった感じでしょうか。
キャッスルの性格設定がそのままドラマの性格を決めていたなんて、「さすがは主人公!」というほかありません。
魅力④他の映画やドラマを利用した舞台設定
『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』でしかあり得ない舞台設定も本作の魅力ですね。
やたらと超常現象がらみの事件が出てくるのには閉口しますが、実在の未解決事件をベースにしているエピソードもあります(シーズン5のエピソード24『決断』など)。
また有名な映画を使ったと思われるエピソードも多く(シーズン6のエピソード14「ドレスに見せられた悪魔」が『プラダを来た悪魔』、シーズン6のエピソード15「若気の至り」が『キャリー』など他にもたくさんあり)、一般的な刑事ドラマとは違った楽しさがあります。
他にもドラマ中ドラマのようなエピソード(シーズン4のエピソード14「ブルーバタフライ」)もとても楽しめました。この回は演出だけでなく、脚本も素晴らしいです。
シリアスで生真面目な刑事ドラマにはない「独特な遊び心」と「ひねりのある舞台設定」がこのシリーズの大きな魅力で、ドラマが完結してしまったことがとても惜しまれます…
まだまだ続きを見たいです…(T_T)
残念な点:脇役主体のエピソードが少ない
魅力的な脇役であるライアン、エスポジート、ラニ、モンゴメリー警部、ゲイツ警部が主役になるエピソードがもう少しあってもいいのかなと感じました。
ときおり、ライアン主役のエピソード(シーズン5エピソード18「カップケーキ殺人事件」:ライアンが潜入捜査をおこなう、シーズン7の18「狙撃」:ライアンがボディガードとして活躍する、など)、ライアンとエスポジートの二人がメインになったエピソード(シーズン6のエピソード11「放火魔の罠」:二人が燃えさかる廃墟の中に取り残される)もありますが、比較的数が少ないです。
もう少し仲間に焦点を当てたスピンオフ的なエピソードも見てみたいと思いました。
シーズン8を予測してみる
シーズン8の内容に関しては全く情報を得ていない状態ですが、シリーズラストを予測してみると…
全てキャッスルの夢だったという夢オチの可能性はないでしょうか?
キャッスルがお昼寝から目をさますと、第1話のベケットが訪ねてくるシーンにつながっていたりすると、ファンは激怒するでしょうか?
おすすめですか?
おすすめです!
特に「明るく楽しく刑事ドラマを楽しみたい方」にはぜひともご視聴をおすすめします。
まだシーズン8を見ていませんが、キャッスル&ベケットコンビは刑事ドラマ史に名を残すベストコンビであることは間違いありません。
補足:『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』をタダで見る方法
冒頭にも記載しましたが、2018/07/01現在、Amazon プライム 会員であれば、Amazon プライム ビデオでシーズン7までは追加料金なしで視聴できます(シーズン8は有料)。
この機会にぜひご視聴下さい。
Amazon プライム 会員でない方は、この機会に1ヶ月の無料会員登録を検討してみてはいかがでしょうか?
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